福岡在住のジャイアンツファン 本とヨガをこよなく愛しヨガ哲学を学ぶ。傾聴やタロットと出会い精進中。 

by jabit0505

燃えよ剣 上 下

燃えよ剣 上 下 著者:司馬遼太郎

私は戦国時代は興味あったけど、幕末の時代がなぜかわからないけど好きではなかった。
特に坂本竜馬の良さが良くわかっていない。

この本は新撰組局長 近藤勇、副長 土方歳三 沖田総司が描かれていて土方歳三の生涯がメインになっている。

読み始めのころは土方歳三という人があまり好きではなかったけど読み終わる頃にはとても好きになっていた。

闘うためだけに生まれてきたような無愛想な男がお雪さんと出会い饒舌になり人間らしさが出てくるところがたまらない。

表舞台は近藤勇、「あんたは総帥だ。生身の人間だとおもってもらっては困る。奢らず、乱れず、天下の武士の鑑であってもらいたい。」自分は巧妙な采配で影の立役者。
天性のカンもさることながら最後の徳川将軍、慶喜のために何の義理もないであろうが、決めた方針、芯の曲げないところが素晴らしい。生涯、喧嘩師だったと言われればそうなのでしょう。

おれにゃあ弾は当たらない、その信念も素晴らしく、同じこと言っていた中村天風さんを連想した。
最後は誰のためでもない、自分自身のために闘い35歳の人生を全うした。

歳が総司に言った、「来世もし生まれ変わるとすればお前のような人間になって出てきたいよ」「さあ、どっちが幸福か。わかりませんよ。もってうまれた自分の性分で精いっぱいに生きるほか、人間、仕方がないのでしょうか」

沖田総司似の市村鉄之助という若者への愛情、
心意気や情景を思い浮かべてはたくさんのシーンで感極まり涙した。

とてもとても素晴らしい本。出会えて良かった。

解説の中で
この乱世の幕末は、さまざまは辛酸をなめて、多くのものを破戒し去り、そして新しい時代を創造したのである。

私の好きな言葉、諸行無常である。

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by jabit0505 | 2014-10-27 17:35 | | Comments(0)