福岡在住のジャイアンツファン 本とヨガをこよなく愛しヨガ哲学を学ぶ。傾聴やタロットと出会い精進中。 

by jabit0505

<   2016年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

神去なあなあ日常 神去なあなあ夜話

著者:三浦しをん

横浜に住む18歳の青年が携帯もつながらない山奥の神去村で林業に従事しながらの『日常』と様々な人間模様が描かれている。

この本の『神去』という題名に心惹かれて読み始めた。

三浦しをんさんの本は3.4冊ほど読んだことあるけど言葉や感性に感嘆させられる。

『夜話』の中の最後の方に「自分が死んだ後あとも、そのひとが幸せに暮らせますようにと願うこと。死ぬまでのあいだ、飯を食ったり風呂沸かしたり喧嘩したり、なんでもない生活をそのひととつづけていきたいなと願うこと。そういうのがきっと愛なんだと思う。」

神去村の住人のなんでも「なあなあ」(いろんな意味のある言葉だけど)で済ませるのんびり精神はとても素敵だ。

林業は無理だけど、山奥での神様や昔のしきたりを重んじる生活を将来はしてみたいと思う。

心がほっこりとしつつ笑える小説。

いつも忙しく余裕のない人にもおすすめの一冊。

[PR]
by jabit0505 | 2016-06-22 08:15 | | Comments(0)

世界の果てのこどもたち

著者:中脇初枝

もしも今、幸せを感じることなく不平不満の方が先に立つのならばぜひとも読んでほしい。

そうでなくても平和ボケしている現在に生きる私たちは読んだ方が良い。

とは書いたものの、途中、胸が痛み最後まで読むことが出来るだろうかと感じてしまった。

日本人、朝鮮人、三人の女の子たちの戦時中からの生涯を描いている。

読みながら『どうか幸せになって』と何度も思った。

今現代、電気、水道、生活は便利になっていく一方で昔とは違うストレスというものがあり生きやすいようで生きにくい世の中だけれど、何日も物が食べられなかったり、今日明日まわりで何人もの身内や近しい人たちが亡くなってくことや生死に関わることはそうない。

今に生きている自分たちに感謝以外何もない。

自分が持っているひとつのおにぎりを三人で分けたとき、大きなかたまりを二人に、あげられる人間になろう。

『いくらみじめで不幸な目に遭ってもね、享けた優しさがあれば、それを覚えていれば、その優しさを頼りに生きていけるのね。それでその優しさを贈ることもできる。』

[PR]
by jabit0505 | 2016-06-09 08:00 | | Comments(0)

無双の花

著者:葉室麟

筑後柳川一三万石の領主立花宗茂

秀吉に気に入られ、徳川秀忠、家光からの寵愛を受け、伊達政宗、真田信繁(幸村)と同輩の武将。

正室の誾千代、側室の八千子から支えられ、波瀾万丈ではあっただろうけど
素晴らしい人生だったように思う。

この時代、それぞれの武将が“義”を重んじている。

真田は『義は生き抜くこと』

立花宗茂は『立花の儀だけは守り通す』

家康は改めて素晴らしい人物だと思った。

『誇れるような戦をして勝てばまた戦がしたくなる。』
これは信長や秀吉にならっているのだと思う。

『わしの旗印を<厭離穢土欣求浄土おんりえどごんぐじょうど>としておるのは汚れしこの世を厭い、清き世を求めてのことじゃ。この世から戦を無くさねばならぬと思えばこそ、わしは汚い手を使うてでも天下を取らねばならぬと意を決したのじゃ。跡を継ぐ者にかような戦をしたいと思わせぬようにわしは手を尽くす。秀忠を跡継ぎにいたしたのも戦が下手だからじゃ。秀忠は無用の戦はせぬであろうゆえな。』

葉室麟さんが書かれる主人公は常に義を重んじ、読む人をも魅了する。

読むたびに心にずっしりと響き、終わりに近づくのが寂しくなる。

時代小説をドラマ化、テレビ化すれば、世の中少しは良くなるのではないかと思う。

世のため、人のために生きている姿を書かれている葉室麟さんのたくさんの本たちを政治家に方々に送って差し上げたい。

[PR]
by jabit0505 | 2016-06-01 18:00 | | Comments(0)