2018年 08月 03日
長く高い壁
長く高い壁
著者: 浅田次郎
話は日中戦争、志那事変。
>1937年7月7日、盧溝橋事件から始まった日中戦争を当時の日本は支那事変と称した。
軍隊の階級など、始め私にはとても難しかった。
『満州はともかく、長城を超えてまで戦争をする必要がない。
要するに日本は、わけのわからぬ戦争をしている。
そんな戦争の中で日本軍は軍隊としても正体をなくし、
謀略がすっかり習い性になってしまったのだ。』
戦争は人間でなくなる。意味のないことをする人間は愚かな生き物だと思う。
国民を巻き込むことが考えられない。
何度、戦争をすれば気が済むのか。
『日本人は何でもかでもきちんとせねば気が済まぬようだが、それは小さな国の中でこそできることであって、
中国では悶着の種になるばかりですぞ。
by jabit0505
| 2018-08-03 08:30
| 本